がんばりました@Linz
こんにちは.未来大の南部です.
今日は,わたしの研究のことと,すこし前に行った
リンツでの学会発表のことをお話しします.
わたしの専門は認知心理学ですが,最近では,違う分野の方々と
いっしょに研究する機会が多くなりました.
分野をこえた共同研究は,互いに期待が大きいぶん
プレッシャーもありますが,刺激的でとても勉強になります.
異分野のコミュニケーションによって,ひとりでは
解決できない問題に取り組んでいくのは,ほんとうに楽しい.
この数年は,筑波技術大学の岡本先生のチームと,
盲ろう者のコミュニケーション支援
の研究を行っています.
視覚・聴覚に障害のある盲ろうの方が,会話により積極的に
参加することができる環境を目指して,装置の開発と
コミュニケーションの分析をしています.
わたしは,実験&分析担当.
この数年の試行錯誤によって,
盲ろうの方の通常の会話をじゃませずに,
より活発なインタラクションをうながすことができる
システムのあり方が見えてきました.
そして先日,
International Conference on Computers Helping People
with Special Needs(ICCHP2008)
という学会で,発表の機会に恵まれました.
(あまり大きな声では言えませんが)
行くまではリンツってどこ?って状態(笑).

オーストリア第3の都市.人口19万人.
路面電車が走っていて,どこか函館に似た雰囲気があります.

「あいづち振動装置による盲ろう者のコミュニケーション支援」
対話行動の量的な分析と質的な分析の両方を,10分間(!)で
必死になって話しました.
英語での発表が得意でなくても,がんばればなんとかなるものです.
会場から叱咤激励のさまざまなコメントをいただき,
そのうち,会場全体でディスカッションのような状態になりました.
もうその状態では英語のスピードについていけずに
アワアワしたのですが,いろんな方に助けていただいて(感謝!),
どうにか発表を終えました.
ものすごく楽しかった!
伝えたいことを受け止めてもらえた実感があって,
ますますやる気になりました.
自分の発表が終わったら,この旅をたのしむ余裕も
出てきたりして.
(もちろん学会には,最終日までしっかり参加しましたよ)
ペストリンクベルク巡礼協会の近くで,食事をしたり,
コンサートに行ったり...

ドナウ川のあたりをお散歩したり...

観光の目玉である三位一体の柱もそっちのけで,
自分と同じ車を探しまくったり...(笑)

リンツ探検を満喫しました!
そして最後は,リンツ空港で一杯(笑).
何ごともなく,無事帰国しました.
(実は,往路では途中でフライトがキャンセルになっていたり,
予定になかった乗り継ぎの空港で走らされたりしました!).
盲ろう者のコミュニケーション支援については,
9月の認知科学会@同志社大でも発表する予定です.
この学会では,昨年度のラボメンバーである
岩岸千夏さん(リコー)も卒業研究を発表します.
(テーマは,高齢者の認知特性と家のなかの情報機器使用)
この挑戦も,ほんとうにうれしい.
いろんな分野の人たちと,どんどん研究の輪を
ひろげていけたらいいな,と思っています.
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