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2008年7月14日 (月曜日)

数学のこと(5):道具を磨く

こんにちは.未来大の南部です.


数学シリーズ,なんと5回も続いてしまいました!


考えれば考えるほど,書きたいことがどんどん

増えていって...

気づいたら「ナンブラボブログ」じゃなくて,

「数学ブログ」になってしまいそうな勢いです.


認知心理学が専門のわたしが「数学ブログ」

っていうのはだいぶ無理があると思うので(笑),

とりあえず,今日が最終回.


少し前に,担任クラスの1年生が,

受験前に「未来大は数学ばっかり」というウワサを聞いた,

と教えてくれました.


なかにいると,そんなふうにはまったく感じないのですが,

外からはそう見えるのかしら...


むむむっ,なぜ?


ちょっと気になったので,ほんとうのところはどうなのか,

高村先生に聞いてみました.


それでわかったこと.


(以前のわたしが思っていたような)数学に対する誤解が,

未来大に対する誤解につながっているような気がします.


高村先生が「解析学1」の履修者(1年生)に配布している

「受講ガイド」のなかに,いくつもなるほど,と思う

ことばがありました.


これを読んで,私のなかのもやもやも,すっきり解消(笑).


解析学は,「答えがある問題を解く」ことが目的ではなく,

「未知の問題に挑戦するための道具を正確に使えるように

すること」が目的である.


良く学習すると解析学という1つの学問の論理構造が

わかるようになる.またそれを支えているものが,

自分の手を使って計算した結果であることもわかる.


あぁやっぱり,数学はそれ自体が目的なのではなくて,

世界を知るため,つくりあげるための,

大切な道具ということなんですね.

だから,道具を手になじませるためには,とにかく手を

動かして使い続けることが重要なわけで.


高校までの授業や,受験のための勉強とは,

たぶんまったく違う考え方.

もしかしたら最初は,この違いに面食らうのかもしれません.


あたまを切り替えないと,道具を手になじませる

ということを楽しめない.

楽しめないと,どうしても「数学ばっかり」っていう

とらえ方になっちゃうんだろうな.


でもそれは,とても残念なこと.


せっかく大学に来たんだから,自分が世界と向き合うための

道具を,自分の手でぴかぴかに磨いていってほしいな,

と思うのです.


これって,数学だけじゃなく,大学で学ぶということ

すべてに関係していますよね.

大学で学ぶことを,○をもらうため,単位をもらうため

なんて思っていたらもったいない!


考え方を変えるというのは,簡単なことじゃない.

でも,がっつり大学の数学と向き合っているうちに,

大学で学ぶということの楽しさを満喫するための

基礎体力のようなものが身につくんだと思う.


おっと.


またちょっぴり熱く語るモードに入ってしまいましたが(笑),

もしかしたら未来大生には,

「もう,そんなことわかってるよー!」

って言われちゃうかも.


というわけで,「未来大は数学ばっかり」というウワサに反論.


みんないっしょうけんめい,自分が世界と向き合うための

道具を,自分の手で,ぴかぴかに磨こうとがんばっているのです.


人から与えられただけの,中途半端な道具じゃあ,

楽しむことなんかできないもんね.


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