見やすさ,わかりやすさ
こんにちは.未来大の南部です.
ヒューマン・インタフェースの授業のために,
資料を探しているとき,ちょっとおもしろい本を
見つけたのでご紹介します.
サインやピクトグラムについて調べているうちに,
アムステルダムのスキポール空港で使われている
「Frutiger」というフォントにたどり着きました.
公共空間でよく使われている「見やすい」フォント.
東京メトロでも採用されているそうです.
注文していた本が,ようやく先日届きました.

Erik Faulhaber 『Frutiger. Die Wandlung eines Schriftklassikers』
(Niggli)
ドイツ語です.読めません...
(大学のとき,第二外国語だったのに)
読めないんですけど,こういう本が手元にあると,
なんだかわくわくしますよね.
フォントっていろいろあるんだなと気づいたのは,
macを使うようになってから(もう8年ほど前).
タイポグラフィに興味を持つようになったのは,
大学院のメディアデザイン基礎で木村先生の
お話しを聞いてから.
数年前にイギリス系の大好きなお店のロゴが変わって,
そのフォントがGill Sansだということを知ってからは,
さらにフォントやタイポグラフィが気になるように
なりました.

見やすい文字も,良いデザインも,それゆえ
ふだん気づかないことも多いのですが,
(見にくい文字や悪いデザインのほうが,目立ちます)
アルファベットひとつがこれだけ考えてデザイン
されていることを知ると,タイポグラフィって
なんだかすごいなって思います.
そして,もう一冊.
授業のなかで,
ヒトが頭のなかでどのように情報を処理しているか,
「わかりやすさ」とはどういうことか,
などを説明するときに,ピクトグラム(絵文字)が役に立ちます.
非常口などの公共サインでよく見かける,アレです.
内海慶一<日本ピクトさん学会>『ピクトさんの本』(BNN)
この本には,ピクトグラムのあの人の,
受難の写真がたくさん出てきます.
転倒系・頭打ち系・落下系・かけこみ系・つまずき系・
感電系・衝突系・はさまれ系・労働系...
これだけたくさん集まると,がんばってるねぇと
声をかけたくなるくらい(笑).
海外のピクトグラムの写真もあって,国が違うと
表現が微妙に違うということもわかります.
本の最終章は,「黒ピクトさん」.
受難のピクトさんが一転,ワルになって登場します.
(ピクトさんには,<日本ピクトさん学会>のサイトでも
会えるようです)
ふだんの生活のなかではあまり気にしていない
ピクトグラムを,ちょっと違った切り口で楽しめる本.
けっこう笑えます.
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